※投資は自己責任です。複数の情報を照らし合わせて判断してください。
FXに関してネットで検索すると良く出てくる理論の一つが「ダウ理論」です。ダウさんが考えたからダウ理論。
ダウ・ジョーンズとウォール・ストリート・ジャーナルのダウさんです。
なんで検索すると良く出てくるのかというと「世界中で良く見られているから」
ということは、「みんなが気にしている理論」ってことになります。
じゃあ、「ダウ理論」を使って取引すれば優位性が高くなるじゃん! 多数決で多い方に流れていくのがFXなんだから。という理屈になります。
でわ、ダウ理論って?ことですが、
調べれば詳しい情報なんていくらでも出てくるので簡単に説明すると、まずこの理論は6つの基本法則からなります。
- 1.平均価格はすべての事象を織り込む
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市場価格には、経済状況、企業業績、政治情勢など、ありとあらゆる情報が反映されているという考え方。ざっくり言うと「ファンダメンタルズ要素:大統領が変わりそう、金利下がりそう、自然災害があった等」もチャートに反映されてますよってこと。
俺はテクニカル要因だけ見てトレードしてるって人はこの部分を拠り所にしているのかも?
- 2.トレンドには3種類ある
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長期トレンド(1~数年)、中期トレンド(3週間~3ヶ月)、短期トレンド(3週間未満)の3つのトレンドが存在し、それぞれが異なる期間で変化している。
- 3.長期トレンドは3段階からなる
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長期トレンドは3段階を繰り返す。
- 第一段階「先行期」
一部の先行投資家が底値で買ったり、天井から売ったりして価格に緩やかな動きが出る時期。 - 第二段階「追随期」
先行期の動きに市場全体が追随して急激な価格変動が起きる時期。 - 第三段階「利食期」
先行期にエントリーしていた投資家が利益確定を行う時期。
- 第一段階「先行期」
- 4.平均は相互に確認されなければならない
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複数の通貨ペアや指標を比較することで、相関性とトレンドの確認を行う。
複数のサインが同じ方向ならさらに優位性は高くなるよねってことかと。
- 5.トレンドは出来高でも確認されなければならない
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株価の動きと出来高の動きを比較することで、トレンドの強さを確認する。出来高は一定期間の売買数量。
FXだと市場全体の出来高は確認しづらいと思われるので、自分レベルではこの部分は良く判りません(汗)。
FX会社によってはそのFX会社を使用している人の中での出来高数量みたいなのはチャート表示してくれる所もありますが、データの母数とか会社の特性とかを考えだすと当てにできないような気もします。
- 6.トレンドは明確な転換サインが出るまで続く
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一度発生したトレンドは、明確な転換シグナルが出るまで継続する。
明確な転換シグナルは人により考え方が微妙に変わってくる場合がありますが、あくまで私の考えの一例を示すとこんな感じです↓
高値と安値を切り上げ続け直近最高値を作り、最高値を作った起点を抜ける手前までが上昇トレンド継続中で、起点を抜けた後からが明確な転換シグナルが出て下降トレンドとなった。としています。
こんな感じで簡単ですがダウ理論を説明してみました。
もちろんダウ理論だけでどうにかなるとは思いませんが、いわゆる勝ちトレーダー達はダウ理論を基礎にして、さらに違う理論やインジケーターを組み合わせ、試行錯誤しながら自分の得意なパターンやスタイル、時間帯を導き出しているのだと思います。